経営方針、経営環境及び対処すべき課題等
文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。
1経営方針
当社は「おいしさで・しあわせをつくる」を企業理念として豊かな食文化の創造を目指し、安心・安全を第一義に、品質の高い調合調味料類を中心とした製品を付加価値の高い提案により、食場面におけるおいしさ、たのしさを創造する企業活動に取り組みます。また、「社是・社訓」、具体的行動を定めた「行動規範」を認識し、自らの責任と役割を果たすことで、仕事を通して社会と関わり合いながら、活力のある魅力的で社会貢献することを追求する企業として成長するとともに、ダイショーらしいユニークな製品やサービスを提供し続けることで、企業価値を高めてまいります。
2経営環境及び中期経営戦略
日本の人口減少により市場縮小は現実に起こりうるものであり、また、核家族や単独世帯の増加、共働き、調理スタイルの変化などが食生活に大きく影響し、この変化は足元においても継続しており、今後も影響が続くものと見込まれます。
加えて、消費者の生活防衛意識や節約志向、食の安全への要求の高まり、食品ロスや物流危機などの環境・社会問題など、数多くの課題への取り組みが求められています。
このような状況のなか、当社は中期経営計画「Challenge 2028 ~世界に誇れる企業へ~」のもと、「“楽しい味”で 世界にプラスを。」というビジョンの実現に向け、持続的成長と企業価値の向上に取り組んでまいります。
小売用調味料市場においては、主力製品群の育成とブランド価値の向上を進めるとともに、多様化する生活者ニーズに対応した付加価値の高い製品開発に取り組んでまいります。
業務用調味料市場においては、企画提案力をさらに高め、精肉・惣菜向けをはじめとしたソリューション提案を強化し、新規顧客の開拓を進めてまいります。
また、海外市場においては、日本食需要の拡大を背景に販売体制の強化を図り、事業拡大に取り組んでまいります。
[中期経営計画の概要]
テーマ Challenge 2028 ~世界に誇れる企業へ~
ビジョン 「“楽しい味”で世界にプラスを。」
基本方針
ファンを大切にする企業風土を醸成し、市場づくり・モノづくり・人づくりを通じてビジョンを徹底的に追求するとともに、持続的な成長と経営基盤の安定化を目指します。
戦略の柱
1 市場拡大を目指した戦略的な営業活動
国内販路への重点投資
海外マーケットの拡大
営業効率向上と提案力強化
2 需要拡大や食品安全に対応した生産体制の強化
関東工場拡張による生産能力増強
安定供給体制の強化
生産性向上と食品安全への対応
3 ビジョンを体現した製品開発
新たな価値の創造
食卓に楽しさをプラスする商品開発
新たなダイショーブランドの確立
4 適正利益を獲得する経営基盤の構築
業務の最適化と効率化
IT活用による生産性向上
原材料コスト上昇への対応
5 次世代を担う人材育成
人事制度改革
健康経営の推進
自発的な成長を促す職場環境づくり
2026年3月期に目指す主要な業績指標は以下のとおりです。
単位:百万円
|
2026年3月期(実績) |
2027年3月期(計画) |
2026年3月期比(%) |
| 売上高 |
27,489 |
29,500 |
107.3 |
| 経常利益 |
666 |
800 |
△120.0 |
| 当期純利益 |
455 |
560 |
△123.0 |
3優先的に対処すべき事業場及び財務上の課題
(1)及び(2)に記載の、経営方針及び中期経営計画を実行していく上で、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。
①売上の継続的成長
販売体制の再構築および、企画提案力の向上に努めるとともに、成長分野であるターゲット市場、主力製品群ならびに海外マーケットへの販売展開を強化してまいります。
市場の変化を先取りし、付加価値と魅力ある製品開発に取り組み、販売力とコスト競争力の強化を図ってまいります。
② 食の安心・安全
FSSC22000等の食品安全規格に則った生産を行うとともに、さらなる製品品質・衛生管理レベルの向上に取り組んでまいります。
③ 事業基盤の強化
原材料調達、在庫管理、人員配置、生産計画、物流体制、販売・広告活動等、あらゆるコストについて生産性向上に取り組み、経営の効率化を進めてまいります。 教育・人事諸制度の充実、職場環境の改善により、個々の社員の能力を発揮できる環境を整備し、将来にわたる成長力、収益力のある企業体質を目指してまいります。 SDGsを見据えた持続可能な社会と事業成長の両立の実現に向け、事業活動を通じた様々な取り組みを実行し、企業としての社会的責任に対する要請に応えてまいります。