ダイショー

投資家の皆様へ

To Investors

ごあいさつ

株主の皆様には格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
ここに、当社第60期中間期(2025年4月1日~2025年9月30日)の事業概況のご報告とご挨拶を申し上げます。
食品業界におきましては、商品の値上げが継続しており、2025年4月~9月の累計で1万品目を超える商品の価格改定 が実施されました。
原材料費・物流費・人件費などのコスト増により、企業は価格転嫁を進めざるを得ない状況が続いています。一方、消費者の節約志向は一段と強まり、販売数の確保が一層厳しくなるなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。こうした状況のもと、当社は、次のステップへ向けた施策の立案と実行を念頭に、第60期を初年度とする3カ年の中期経営計画に基づく取り組みを新たに開始いたしました。次世代を切り拓いていくために「Challenge 2028~世界に誇れる企業へ~」をテーマとして、ファン(FAN・FUN)を大切にし、食の楽しさを創造する企業風土を醸成し、市場づくり、モノづくりにおいて「“楽しい味”で 世界にプラスを。」というビジョンを徹底的 に追求しています。以上の取り組みの結果、当中間期における売上高は124億5百万円(前年同期比102.1%)となりました。営業利益は2億32百万円(同58.3%)、経常利益は2億25百万円(同53.8%)、中間純利益は1億36百万円(同46.2%)となりました。
なお、当期の中間配当につきましては、前年同期と同額の1株当たり9円とさせていただきました。株主の皆様におかれましては、何卒一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
  • 代表取締役会長
    松本 洋助

  • 代表取締役社長
    松本 俊一

トップインタビュー

第60期中間決算および上期の取り組みへの評価をお聞かせください。

当中間期の製品群別概況では、液体調味料群の小売用製品が好調に推移しました。
「猛暑に立ち向かう食生活」をテーマに投入した春夏新製品では、「男梅」の濃厚な梅干しの味わいを再現した『男梅めんつゆ』や、「札幌すみれ」監修の『名店のまかな い飯 すみれ監修炒飯の素』など、コラボレーション製品が売上を牽引しました。主力の「焼肉のたれ」類はCM展開を強化するなどプロモーションが奏功し堅調に推移。鍋スープ類では、人気YouTuber監修の『料理研究家リュウジ監修 至高のキムチ鍋スープ』など新製品が好調なスタートを切ったものの、残暑 の影響で鍋スープ全体の販売開始には遅れが見られました。
業務用製品では、多様なフレーバーで展開しているオイルソース類が精肉向けを中心に売上が増加。粉体調味料群においては、小売用製品の『味・塩こしょう』シリーズが好調に推移しました。
組織面では、2025年6月に「ダイショー・ブランディング・プロジェクト」の一環として「ビジョナリーマネジメントPJ」を始動しました。部長職以上のマネジメント層が、今回改めて、当社の未来やビジョンをテーマとして意見を交わし、社内の対話が広がる契機となりました。また、前期に実施した役員のジョブローテーションにより、部門の垣根を超えた交流が進み、今期はその効果もあって組織の活性化が一層促進されました。営業担当者を対象に工場見 学を行うなど、現場理解の深化にも取り組んでおり、今後もこうした機会を定期的に継続していく考えです。

下期の見通しおよび株主の皆様へのメッセージをお願いします。

世界的な気候変動や不安定な外交関係、欧米や中国での景気減速など、先行きへの不確実性が高まっています。国内においても原材料やエネルギー、物流コストの上昇が続き、労働人口の減少による人手不足や実質賃金の減少による節約志向と購買意欲低下といった厳しい経営環境が予測されます。
このようななか、当社は生産能力の強化、働く環境の整備、人材・ITへの投資、そしてビジョンのさらなる浸透に取り組んでまいります。施設投資面では、関東工場に製造棟を増築し、2025年8月より稼働を開始しました。年間最大1万1,000トンの製造能力を確保し、鍋スープなど液体調味料の需要拡大に対応しています。さらに、第60期を初年度とする新中期経営計画では「Challenge 2028~世界に誇れる企業へ~」をテーマに「“楽しい味”で 世界にプラスを。」というビジョンの実現を目指します。
新中期経営計画では重点戦略を5つ掲げています。第一に、戦略的な営業活動です。成長市場や新たな販路に経営資源を集中投入し、海外市場でも販売体制を強化してまいります。第二に生産体制の強化です。関東工場の拡張による主力商品の生産性向上と、多様な人材の活躍推進を進めます。第三に、商品開発です。「“楽しい味”で 世界にプラスを。」を軸に、プロジェクト型の新商品開発を継続し、新たなダイショーブランドの確立を図ります。第四に、経営基盤の構築です。IT活用による効率化を推進し、原材料高騰への対策として調達の見直しや包材仕様の最適化など、コスト削減に努めます。最後に、次世代を担う人材育成です。人事制度改革や健康経営の推進に取り組み、自発的な学びを促す職場環境を整え、ジョブローテーションによる視野の広い人材を育成します。
以上の施策を通じて、第60期通期の見通しにつきましては、売上高275億円、営業利益6億円、経常利益6億円、当期純利益4億20百万円を予想しております。今後もダイショーの経営理念である「おいしさで・しあわせをつくる」を価値創造の基本としつつ、当社の強みである開発力と提案力をブラッシュアップし、お客様・お取引先各位との信頼関係を宝としながら全社一丸となり、事業のさらなる成長と業務の一層の効率化に努めてまいります。